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2009年3月6日に行われたカザフスタン共和国ナザルバエフ大統領の

カザフスタン国民への教書演説の概要

「危機による変革と発展」

 

尊敬するカザフスタン国民の皆様

ご承知の通り、現在、世界各国が経済危機による困難の時期を迎えています。

グローバル的な危機の荒波に先進国の大国なども煽れ初めていることは周知の事実です。このような危機の悪影響が、我が国にも及んでいます。しかし我々は、今までも様々なレベルでの危機を乗り越えた経験があります。独立してからの歴史を振り返ると、ソビエト連邦の崩壊後、新しい国家を建てることは我々にとって決して容易なことではありませんでした。停滞している経済を復活させ、新たな発展の軌道に乗せることは、何もない平地に山を建てることに相当します。

国民一丸となってそのような困難をも乗り越えることができました。前世紀の末に東南アジアにおいて発生した危機も、我が国の独立への新たな試練となりました。正当な対策や迅速な行動などによってそのような危機をも乗り越えられました。このように、試練の時代や困難の時期がよい教訓となり、我々は更に鍛えられてきました。そして、発展への新たな方針を決め、前に進むことに集中していました。今回の世界的な危機も一時的な現象であります。我が国は、このような困難な時期に、国民が一致団結することを大切にし、慌てることなく、友好・団結精神を強化し、困難を皆で共に乗り越えてきました。現在国家レベルでは、危機へのあらゆる対策を講じ、実施しています。国内経済の維持のために、現在、国家基金から多額の資金が供与されています。このような時機を得た対策などによって、現在の危機を克服できることは明らかです。危機は襲い掛かったり、去ったりしますが、国家の独立、国民の夢、子孫の未来といった価値が永遠に残るものです。我々の前に大きな節目が待ち受けています。それは、カザフスタンが独立後20周年を迎えることです。世界の歴史の中で20年というのはそう長くないかも知れません。しかし我々にとってこの20年間は一つの時代に等しいものです。国家の独立は、我々の祖先たちが何百年といった長い年月抱いてきた夢を実現した真実です。

我々にとっては、独立国家の一年一年が大切なものです。

どのような試練にも弛むことなく、我々は独立国家を更に強化させるために前に進むことを続けていく所存です。

国民全員の団結の下で、我々が乗り越えられない山や、我々が克服できない困難などないと思います。それにみんな信じましょう。

 

尊敬する国民の皆様

 

我々はこの20年弱の間、新しい国建設のための毎日を積み重ねています。開放された繁栄した国を、日々国民の福祉が向上するような国を、政治的秩序の整った国民の安全を保障する国を、第三国に対して脅威を決して及ぼすことのない国を建てています。

我々が採用している数十年先をビジョンに作られたカザフスタン発展戦略は現実的な成果を挙げており、それは、我々に自信を与え、我が国が選んだ道の正当さを確信させます。

現在我々は、2年前に世界の金融市場において発生した危機への総合的な対策を行っており、国内及び国際状況を見守りながら然るべき対応をとっております。時機を得た対策が功を奏し、世界的な食糧危機が我が国にとっては社会的な災厄とならなかったのです。しかし世界経済そのものに被害を及ぼしている現在の経済危機が我が国にとって大きいな試練となっています。しかしながら、今回の危機の発端は外国に端を発し、その原因は国内ではなく世界経済制度のアンバランスにありますが、このような危機の回避については、予測することもできませんでした。今回の危機への対策として先進国が世界のGDPの15%ともなる10兆ドルの資金を費やしていますが、状況は改善に方向に向かっていません。危機がどんどんアメリカ大陸に留まらずヨーロッパ、アジアにも混乱を招き、今後も続く見通しです。専門家によると、世界経済の急激な悪化はまだ底を突いていないようです。現在の世界の事情に関する自身の見解を私は「危機からの鍵」という論文で述べています。その論文に関しては様々な意見がありますが、その論文を通して危機を脱する検討方法についてカザフスタン国民としての見解を述べました。危機が複雑であるために、その克服方法も様々です。今回の世界危機を契機に、世界の金融システム、国家運営の政治システムさえも変化することでしょう。多くの国は現在、経済の「手動的な運営」方法に移りつつあり、国家経営が危機から脱する大事な方法となっています。なお、危機への徹底的かつ根本的なアプローチが、将来の世界市場経済における様々な変化からの保護を確保するために役立つでしょう。以上のように私が示した根本的な対策の必要性が今後国際社会において討議されるでしょう。

私は自身の提案により、グローバル的な問題の解決への貢献を行いたいと思います。しかし現在、世界の経済不況によってカザフスタンの主要輸出項目である原油や鉄鋼などへの需要も低下しているのは事実です。一年の間に石油価格が4分の1まで、鉄鋼価格が2分の1まで下落しています。我が国の主なパートナーである隣国のロシアやウクライナは国家通貨を40-45%までの切り下げを断行しており、我々としても国内における生産企業のために、国家通貨の切り下げをせざるを得なかったのです。さもないと、カザフスタン製の製品の競争力が落ちてしまうことなり、外貨準備高も更に減ることになってしまう恐れがあります。

尊敬する国民の皆様

残念なことに、危機による試練と圧迫が弱らない 状況が続いていることを認めざるを得ないと思います。しかし一方で、我々はこのような試練を克服できる覚悟があり、現在の危機に鍛えぬき更に強く、更に繁栄することができる国となれることも信じなければなりません。我々は、我が国の世界における立場を守ることができます。かつて国家基金を設立し、資源輸出収入を貯蓄する政策を行ってきたことは正しかったのです。このような基金を設立した方がいいのか、それともその資源からの収入を国民みんなに配当していく方がいいのか強く議論されたことを国民の皆さんが記憶していると思います。しかし国家基金が設立されていなければ、国家歳入が20%まで減っている現在のような厳しい時期には、国民の給与や年金などの供給をまかなうことは不可能でした。これは、経済好景気時に国家基金を設立したことが正しかったことを裏付けます。未来志向の国家がとるべき方針だといえるでしょう。国家基金の設立によって我々が現在のような困難への準備を整えることができたのですから。我々は今まで段階的に、発展力・柔軟力がある経済を作るために根本的な構造改革を実施し、輸出力を増加させ、経済を多様化させてきました。従って、我々は現在の危機に対する然るべき準備を行い、効果的な危機対策を行うことができるといえるでしょう。現在のグローバル金融危機に対して多くの国は、経済を刺激するための対策を行っています。カザフスタンは、世界経済の変化に即座に対応し、事前装置を行っている国の一つであります。

国は、国内の金融システムの安定性を守るために銀行への資金調達を行っており、このような対策は、国内における中小ビジネスや大手の企業などの経済活力を増加させるために行われています。また、国民の銀行での貯蓄に関しては、国から保障される金額を70万テンゲより500万テンゲまでひき上げており、銀行分野の外部からの借入れと自己資金不足に関するリスクを減らしています。住宅建築分野への資金援助として5千450億テンゲの資金を供給しています。国内の経済活性化を図る目的で国から中小企業などへの援助資金として2千750億テンゲの資金を供給しています。

経済活動の活性化を図るべく、政府は、新税制を検討しており、昨年比、法人所得税率を20%まで下げ、更に、2011年には15%まで減税する計画です。また、付加価値税率が12%まで下がれば、社会税率も累退課税方式から11%の一定課税方式に変わっています。また、投資を行う企業などには、優遇装置なども考えられます。これらの対策は、資源分野以外の分野や中小企業などの発展のための刺激となっています。国家購入に関しては、法律によって国内製造者を優先することによって国内の中小企業の援助を図っています。また、農業分野の発展のために2千800億テンゲの資金、インフラ案件などの実施のために1千200億テンゲの資金を供給しています。

以上のように、経済危機に対する対策のために、国から2兆7千億テンゲの資金を供給していますが、この金額は、世界的な経済危機を克服するために大きな刺激となっているのは間違いでしょう。

我々は果敢に迅速に行動しており、世界的な危機の我が国の経済と社会に対する打撃を減らすために、いつ、何をするべきかについては、充分認識しています。これには、政府と国会の迅速な共同対応が大きく貢献していると思います。

私は皆さんに、現代の困難を国民全員が一丸となって乗り越えなければならないことについて認識して頂きたいと思います。そのために政府は、社会手当てや賃金上昇などに関する国家義務を継続的に実行していくことを保証しなければなりません。

計画通りに、国家から支給される給与と奨学金を2010年に25%まで、2011年に更に30%まで段階的に上げます。また平均年金をも2010年に25%まで、2011年に更に30%まで上げます。なお、2011年に基礎年金額が、最低生活費に対して50%の水準までに上がります。また、カザフスタン政府は、学費支払い能力が低下した学生たちに支援を行っており、1万1千人の学生のために無償奨学金を供給し、40万人の学生のために有償奨学金を供給しています。

 

尊敬する国民の皆様

 

我々は現在の危機を克服し、将来の景気回復に備える準備をしなければならない課題を抱えていますが、そのほかにも、現在の危機に伴う課題の解決だけではなく、経済の近代化及び労働戦略の実施に関する新しい計画を実現させることを提案したいと思います。

我々は、経済的に最も困難な時期に新しい首都を建てはじめ、アスタナ市を創りました。当時誰もが信じていなかったことを我々が可能にさせたことを現在世界が認めています。今回も、その経験を活かしましょう。

それに新たな資金が必要であることを認識していますが、そのために伝統的に国家基金に調達されていた資源輸出からの収入を、2009年と2010年に経済復興のために利用したら良いと思います。これは、今までの危機対策のために国家基金から供与されている資金額とは別に、6千億テンゲの資金になります。これは一時的な対策ですが、しかし必要不可欠のことだと思います。なお、470億ドルの国家準備高を現在のまま確保することができるわけですが、これは現在の危機が長引いてしまった場合に備える我が国の国力となるわけです。また、国家予算の歳出の部分においては、節約と共に金融規則などを厳守する必要があります。このようなことに基づいて内閣に、国家予算歳出部分の合理化を図り、毎週、予算の使用状況のモニタリングを行うように指示を出しています。同様なことを国会議員にもお願いしたいと思います。好景気時よりも経費を削減しなければならない。率直に言えば、景気がいい時には、雇用人数も、出張回数も増加し、大規模な催しなどがたびたび行なわれていましたが、現在それらについても見直さなければなりません。金融規則を遵守しない場合、厳しい責任が問われるべきです。また、地方自治体を含めて、予算歳出については、優先度の低い管理的な経費また投資などを削減させなければなりません。このように節約された資金を、国内の職業分野に関する計画を実現させるために役立てなければなりません。新職業計画の実現は、危機による衝撃を克服することだけではなく、危機後の経済を発展させていくためにも効果的であると思います。このような計画は国内の全世帯に新たな可能性をもたらすものではなければなりません。就職先の充実さが、内閣のメンバーと各アキム(地方自治体幹部)のカザフスタン経済の発展確保への努力の評価の目安となるべきです。各大臣また各アキムが一週間で失業した人の数と就職した人の数を把握していなければなりません。就業分野こそ安定発展の基本であります。地方での労働機会の確保と人材育成のために政府から1400億テンゲを供給するように指示を出しますが、地方自治体も就業分野の改善のために資金を供給しなければなりません。国内の失業者のために新しい職場を作らなければなりません。我々は、現在の社会分野における労働機会以外に、少なくとも35万人のために新たな労働機会を確保できると思います。それは第1に、水供給設備、熱供給設備、電気供給設備、排水設備などを含む公共サービス・インフラ設備の整備と近代化に関する分野です。これに必要な経費を審査すること、予算から供給される資金の使用方法の厳しい管理に関する指示を出したいと思います。

これらの分野は我が国の発展の基盤であり、いずれ整備しなければならない分野ですが、それを、今実施したら市町村などに新たな労働機会が創出され、多くの人が仕事できます。これらの対策によって国民の購買力を増加させることが図れると思いますし、然るべきな対応をしながら、失業者に新たな専門技術を身につける機会を与えるべきです。第2に、地方における幹線道路の建設、、整備、メンテナンス・修理など、また学校や病院のなど地方における公共設備の整備・近代化などが課題になっています。

これは、地方において労働機会を増やすことを目的とする「社会・事業コーポレーション」などが実施していく課題ですが、それに必要な資金供給に関しては、政府と地方自治体が取り組むものです。我々は現在国民に、現在建設中の学校や病院などを完成させることを約束すると共に、新規設備の建設計画について現況を踏まえて延期し、その代わりに既設の学校や病院、医療センターなどのインフラ設備の修理・修繕を実施することによって労働機会を増やしていく方針であることについて理解してもらう必要があります。第3に、各市町村における現地インフラ設備の整備ですが、地方自治体が決めるインフラ整備、道路や社会施設などの修理などです。地方自治体である地区議会に資金を供給し、現地における問題の解決や労働機会の増加を図らなければなりません。このような業務の効果に関する責任は地区長にあります。

以上のような分野における案件を実施していくためには、極力現地における製造者の製品を使用しなければなりません。必要な物を作っている工場などがなければ、それらを新しく建てる必要があります。これもまた新たなビジネスの機会をもたらすと思います。数年後、カザフスタンは独立20周年を向かえることになりますが、全国でその準備を開始しなければならないと思います。この20年間は我々の世代にとって大変重要な時代でもあったし、カザフスタンの歴史にとっても重要な時代です。

従って、このような節目を迎えるにあたって、あらゆる準備を事前にしておく必要があると思います。各市町村のインフラ設備や住宅などの修理、整備をすることなどによって国民の機運を高めていくことが重要です。

ついては、その準備を今から開始しなければなりません。各村に5千万~1億テンゲを供給し、地区議会の管理の下でその村における問題の解決に取り組むことが必要だと思います。このように我々は、雇用分野の改善だけではなく、国内の新たな製造業の発展への刺激を図っています。

第4に、社会分野における労働機会の増加と青年プラグラムなどの採用を行っていかなければなりません。現在雇用分野に関する法律により、この目的で予算からの資金を供給することができます。2008年にこのようなプログラムを1万3千件利用しています。このような社会プログラムなどの枠を更に広げていくことが課題ですが、そのために86億テンゲの資金を供給することによって、9万6千人の国民のために労働機会を作ることができます。

これと同時に、国家社会保険基金からの失業手当供給期間を4ヶ月から6ヶ月までに

伸ばさなければなりません。世界危機の状況下、我々の雇用分野における主の目的は、専門家の再教育です。政府と地方自治体は、現在の教育施設などにおいて専門家の育成を行っていかなければなりません。全世界の人々同様、我が国の国民も常に教育を受けて, 現在必要とされている専門を身に着けなければなりません。

現在我々は、大手の建設企業などに、従業員の再教育を進めるように働きかけていますが、政府と地方自治体が然るべき対応を取れば、新しい専門教育を受ける国民がいると思います。我々は、農業分野を含めて新しい専門を身につけたいと思う国民の誰もが教育を受けられるような制度を作らなければなりません。また、現在カザフスタンにおける海外労働者の数を段階的に半分にまで減らし、国内の専門家と入れ替えていきたいと考えています。

また、我々は現在の経済危機に伴う時事課題などの解決に集中することだけではなく、経済の近代化を図り、国内における現在実現されているインフラ案件などへの資金調達を継続的に実施していきます。

これらの案件とは、まず石油精製所などの近代化です。我が国は3つの石油精製所があるにも関わらず、車などに必要なオイルや飛行機用の燃料などを海外から輸入しています。我々として将来これらの製品を国内で製造するように今から取り組まなければなりません。

従って、アティラウにおける化学工場の建設を継続します。モイナク水力発電所の建設を本年中に完了させます。現在8号機の内4号機しか運転されていない、発電コストが低いエキバズトゥズ火力発電所1号の増設と近代化またエキバズトゥズ火力発電所2号の3号機の発電設備の建設を実施し、更に本年中にバルハシ火力発電所の建設を開始します。

また、「ベイネウ-ボゾイ-アクブラック」ガスパイプラインの建設や西ヨーロッパ―西中国」の道路の再建などを計画しています。この案件を実施するのに5千人の人が働くことになり、2010~2012年50万人の人が働くことになります。これは、ヨーロッパとアジアを繋ぐ幹線道路になるわけです。我々は、国内において電車、乗客・貨物列車など製造しており、アスファルトなどの製造を含む化学産業の発展を図っています。

農業分野については、特別指摘したいと思います。我々としては、農業分野の発展によって、2つの課題の解決に取り組んでいく考えです。それは、食料安全確保と輸出多様化などの課題です。そのために、輸出向けの製品を製造する農業分野における投資案件などへの資金供給を継続的に実施していくことを決定しています。なお、これらの案件とは、乳製品製造工場や養鶏場などの発展、家畜肥育場、水滴灌漑技術を利用した果実・野菜栽培、農業機械など組み立て場や肉製品加工工場、ウール加工工場などの建設、また、カザフスタン産の小麦の加工及び小麦輸出に必要なインフレ設備の整備などに関する案件です。

またその他の案件なども検討していますが、そのうちコクサライ貯水池他の灌漑施設の建設を実施する計画です。キジルクム地帯の6万ヘクタールに及ぶ灌漑施設を作る計画はありますが、現在の調査が済んでいるものの実施を開始しなければなりません。

農作物の加工は、とても重要な分野です。例えば現在、我が国で消費されている缶詰の果実・野菜の80%、肉製品の半分、ドライミルクの53%を輸入していますが、これらの製品を国内において製造するようにしなければなりません。これらの案件を実施することによって農業分野における労働機会の増加を図れると思います。

これらの案件の実施によって、50万人の新しい労働機会を確保をすると共に、向こう5年間内にGDPの8%の増加を図る計画です。

このように、我々は、海外市場においてカザフスタンの競争力がある分野に一貫的に力を入れています。またそのためには、わが国が抱えている課題などの解決に取り組むことのみならず、世界の国々と共に現在の危機を克服する方法を検討していくことに努力しています。

現在の困難は、我々にとって初めての試練ではありません。経済成長率が60%までに下落し、インフレ率が1000%まで上昇していた1990年代の深刻な危機を克服した経験があります。また、1バレルの石油価格が9ドルまで下落し、給料や年金などの支払いに苦しんだアジア金融危機をも乗り越えられました。

そのうち今回の危機も克服するでしょう。危機による損失は止むを得ないものですが、危機後の景気回復ための準備を整えることが我々にとって重要です。危機は繰り返し起きますが、我々は、危機を管理しなければなりません。現在のところは我々にはそれができています。現在我々は、我が国の発展計画などを更新せざるを得ないのですが、しかし2030年までの国家戦略による方針には変わりがありません。計画に修正などがあっても主な戦略方針が変わりません。国民の繁栄、安全及びカザフスタン国民のみんなの福祉向上といったことが国家の最重要な目的です。我々は危機対策に関する計画があり、国から必要な資金を供与しています。これらの計画の実現に関する責任は、内閣全て、首相、国家機関及び地方自治体にあります。現在の課題とそれに対する我々の対応が、我が国と国民の成熟さを問う試練となっていますが、我々としてはこの試練を乗り越えられると、また成功を増やして行きながら発展の新しい段階に踏み込むことができると確信しています。

これらの目標を達成するために、国民みんなの結集が必要です。ついては、国民の皆様に、以上のような計画の実現に取り組むように、また勤勉で粘り強い意志を持ち、回りに困った人々を助けていくように呼びかけたいと思います。

また、国会、地方議会、NurOtan党の議員の皆様に呼びかけたいと思います。選挙で国民が皆さんを選んでいますが、国民の信頼を裏切らないように、このような時代にこそ社会を牽引し、危機対策を行っていかなければなりません。政府及び地方自治体と協力しながら国民の時事問題を解決し、危機対策の実現とそのために国から供与される資金の管理を行わなければなりません。カザフスタン国民会議や全ての政党に呼びかけたいと思います。今こそ誰が言葉だけで、誰が実際国民のために行動しているのかが判断できる時代だと思います。地球の歴史上最も厳しい危機を乗り越えるために我々皆が結集しようではないでしょうか。優しい言葉と実際の行動で国民を支えていきましょう。現在、国家として行っている最も重要なことは、国民の平和と調和を守ることです。

全公務員に呼びかけたいと思います。現在全ての責任者の国民に対する責任が何倍も増えています。国民の課題を解決していくために現地を訪れ、労働者や人々に国の対策などを説明し、皆で問題を解決していくために国民を団結させなければなりません。

国民の安全を確保する全ての機関に呼びかけたいと思います。皆さんが国内の市町村における治安を守るために、犯罪、汚職、詐欺といった違法な行為と断固として闘わなければなりません。現在のような厳しい時代に、国民・社会の安全を確保するために必要なことを全てを行わなければなりません。また、第4番目の政権と言われる報道機関などにも公民の義務を果すように呼びかけたいと思います。現在こそ報道機関は、困難の克服方法などを助言する国民のアドバイザーになってほしいと思います。学者や有識者なども同様の役割を果たしてほしいと思います。

NurOtan党の党員諸君は、国民とより頻繁に面会し、現在どういった教育を受けるべきか、どうしたら銀行から融資を受けられるか、困難な時期にどうしたらいいのか説明していかなければなりません。各世帯、各家族の助言者になり、危機を乗り越えられる自信を与えて行かなければなりません。

 

尊敬する国民の皆様

 

我が国の新たな発展成功の鍵を、現在の我々の行動と決定した対策などが握っています。我が国には、世界危機を克服できる財産や経験があり、明確な危機対策プログラムがありますが、これらの全ての目標を達成できるものだと信じています。

今後、困難を乗り換え、我が国カザフスタンが更に強く、繁栄した国、世界から尊敬される国家となることを確信しています。

 

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